◇苦情相談の例

塗装屋の立場からものを申すページでありますので、当然憤りを感じる事柄には、
目を伏せずに声を上げて行きたいと思います。(当方の優位性もご勘弁下さい。
下記の内容は、交流会・管理人に寄せられた一部の内容であります


 飛び込み訪問販売営業の苦情【契約前】

とっても熱心な営業マンさんであり「この地域では実績がないので何とか仕事がほしい」 とか 「角地なのでお客様の家はとっても目立つから当社のモデルルームにしたい」 等言われ、その人が所属する会社もテレビCMでも有名なので、安心して見積もりを依頼をしたそうであります。ところが出来上がってきた見積もりは、何百万であり、大変驚いて断ろうとしたところ、見る見るうちにその場で金額が何十万・何百万と値下げを申して来たのであります。最初の値段は何だったんだろうと思い、問いつめましたが、「今はキャンペーン中だからどうにでもなる」との返答。不審に思い断ったら、帰り際に罵声を浴びせられたそうであります。

「こんな家つぶれてしまえ!」

見 解
仕事を受注させる為には誰もが必死になります。
営業主体会社は施工主体会社と違い、営業マンを歩合で雇う場合が多いので、施工面のお話より、どうしてくどいてやろうか、というセールスに力が入っております。
断っても反論話術を勉強している場合が多いので、並大抵の事では引き下がりません。金額の値引きは、どこでもあるかと思いますが、過剰な値引きによって仕事が得られた場合でも、歩合は割合で保護され、更に施工方法にも大きく影響し、比重が少なくされてしまいます。

帰り際の罵声は、仕事をする以前の問題です。


 飛び込み訪問販売営業の苦情【施工中】

上記と同じようなタイプの会社で、庭掃除をしていた奥様が、突然セールスの人に呼び止められ、建物に入っているひび割れを指摘された。
このようにヒビだらけのお家は地震が来ると倒壊してしまう、さもなければ雨漏りの原因になり大変な事になってしまうと説明をうけ、見積もりを承諾。
夕方にその営業マンから見積もりが届き、300万円の見積もり価格であるが、「今即決で契約して頂いたら150万円になります」 との事。これは大変ラッキーと思ったお客様は、その場で契約!
「工事はあなたの会社の職人さんよね?」 という問いかけに、 「もちろんうちで雇用している職人」 という返事。

ところが工事当日来た職人さんのトラックを見たら、ドアにガムテープが貼ってあり、うっすらと別の塗装店名が明記されていたそうです。

工事中は不安になり、何度も営業担当に電話するが、全く現場に現れない始末
工事は終了したが、説明通りの仕事をしてくれたのか不安であり、なぜか近所の塗装店さんに相談。
値段を話したら 
「それはとっても高い!うちだったら100万で出来た」 更に困惑してしまったお客様。

見 解

リフォーム工事のような改築とは違って、塗装のセールスは比較的簡単に泣き所を追求出来ます。
ひび割れ(クラック)や、サイディングの隙間のコーキングがやせていたり、屋根の表面がこけが生えている等と、人目に付くところが多いからです。

値引率も50%ですが、事前に情報収集を行わなかった為に、契約してから気づくという最悪な状況になっているかと思います。
更に約束した内容で工事されていない、別の塗装職人が来たなどとは、それだけでも契約違反になります。
しかし契約書の内容に細々と記されていない場合は、後の祭りになってしまいますので、訪問販売であれば、訪問販売法によって消費者は保護されますので、専門機関に相談した方が宜しいかと思います。

工事中一度も現場に現れないという事は、まれにあるようですが、意識的に来なかったともとれますので、やはり営業と施工が別々の役割をしている会社には注意が必要です。

担当と連絡がとれない為に、別の塗装屋さんに相談するという手は、明らかに遅すぎますし、順序が大きな間違いであるかと思います。
後からでしたら第三者は何とでもいうことができる為に、信憑性が低い行為であります。


 飛び込み訪問販売営業の苦情【契約後】
気の良さそうな営業マンが訪ねて来まして、塗装してもどうせまた塗り替えをしなくてはいけないので、半永久的に塗装をしなくても良いサイディングに張り替えましょうという提案でした。

お客様はその気が良さそうな営業マンに見積もり価格も聞かない内に契約をしてしまったのであります。
その日の内に印鑑を押してしまい、明後日から工事の約束まで決めさせてしまったのであります。

ところがお客様が見積もりの金額を見たのが翌日でして、その金額の膨大さ(塗装工事にして60万円ぐらい、その業者の見積もりは300万円を掲示)に驚きまして、キャンセルの電話を入れたのであります。

電話口では押し問答であり、その営業マンはあまりのお客様の怒りにその場はキャンセルで収めたかのように見えましたが、なんと工事を決めていた日時に業者が来まして、勝手に3mぐらいまでサイディングを貼ってしまったのです。
お客様の怒りは頂点に達しまして、電話で怒鳴りまくり、その結果として翌日にサイディングを取り外しに来たのであります。
しかし
取り付ける際に開けた穴は、そのままにして帰っていったのです。

一昔前までテレビで大々的に宣伝を打っていた会社の事件です。 

見 解

こちらの事例も、契約という行為を安易にお考えになられているかと思います。
リフォーム工事の金額は、下手すれば新築出来るのではないか? という価格になりますので、工事請負契約書はしっかりと交わさなければなりません。

塗装工事は比較的に安価であった場合、交わさない事が多いようですが、いずれにしても金額の確認・施工の手順等はお互いに確認し合った方が宜しいかと思います。

価格も確認せずという事は、後になってお客様にも責任が発生する恐れがあります。
最悪になっても取り外しに来てもらい、事なきを得ましたが、悪徳業者ですと 「その日に動いた手間代をよこせ」 という事にもなりかねません。

外壁の残った穴は傷となってしまいましたが、不幸中の幸いと思った方が得策であります。

“契約前で関連した会社は、何度も見積もりに通ったので、断るならその動いただけの金額を請求しているというお話もありました。


◇◇まとめ◇◇

業者選びの注意点としては、どんなに大きな会社で有名であろうが、小さくて無名な会社でも、依頼に関しては慎重になって頂きたい事であります。

1社だけでの情報では不明確と思う為に、最近は何社か見積もりをとって合わせる、相見積もりも多くなりました。最終的には価格になるようですが、決定に至るまでのプロセスにも拘った方が尚良いかと思います。(注・交流会のリンクメンバー同士の相見積もりはご遠慮下さいね。)


(日本塗装交流会http://www.penki.net“苦情相談の例”より引用)